2024/07/23

スポーツなどの屋外活動をされるアクティブな方向けの熱中症対策

真夏にスポーツや屋外活動を行う方々にとって、熱中症の予防は特に重要です。運動中は体温が急激に上昇しやすく、熱中症のリスクが高まります。今回は、運動前後や運動中に実践できる効果的な冷却方法を2つご紹介します。

手掌前腕冷却

手掌(手のひら)と前腕を冷却することで、効率よく体温を下げる方法です。手のひらや前腕には血液が豊富に流れており、ここを冷やすことで全身の体温を効果的に下げることができます。

方法:
・冷水を使用する:冷たい水を入れたバケツや洗面器を用意し、手のひらや前腕を浸します。約10〜15分間冷却することで、体温を効果的に下げることができます。
・アイスパックや冷却ジェルを使用する:アイスパックや冷却ジェルを手のひらや前腕に当てて冷やします。最近では手掌を冷やせるグッズなども市販されていますので活用できるといいですね。スポーツの合間に手軽に実践できる方法です。
・ペットボトル飲料を使用する:クーラーボックスなどに入れて10℃前後に冷やしておいたペットボトル飲料を手のひら、前腕に当てて冷やします。首周りや頬などに当てて冷やすことも容易にできます。身体を冷やした後はそのまま飲料水として使用頂けます。

手掌冷却はスポーツなどのパフォーマンスを落とさずに、体温の上昇を抑えることができる方法とされています。

プレクーリング

プレクーリングとは、運動前に体をあらかじめ冷やしておくことで、運動中の体温上昇を抑える方法です。特に暑い環境での運動や試合前に効果的です。

方法:
・冷却ベストの使用:冷却ベストは冷却材が内蔵されており、体幹部を効果的に冷やすことができます。運動前に冷却ベストを着用することで、運動中の体温上昇を抑えることができます。
・冷水シャワー:運動前に冷水シャワーを浴びることで、体温を下げることができます。冷水シャワーは全身を効果的に冷やす手段の一つです。
・冷却タオルの使用:冷水で濡らしたタオルを首や額に当てて冷やす方法です。冷却タオルは持ち運びが容易で、運動前後に手軽に使用できます。

これらの冷却方法を取り入れることで、アクティブに活動する方々も熱中症を予防しながら、安全にスポーツを楽しむことができます。日々の対策をしっかりと行い、暑い夏も健康に活動的に楽しく過ごしていきましょう。