こんにちは。今回は、整形外科の新しい治療法「PFC-FD療法」についてご紹介します。この治療法は、まだ広く知られていないかもしれませんが、特に関節や筋肉の痛みに悩む方にとって大きな希望となる可能性があります。

PFC-FD療法とは？

PFC-FD療法とは、プラズマ・フラクション・コンサントレート（Plasma Fraction Concentrate）をフリーズドライしたものを使用する治療法です。ここで使用される血漿(プラズマ)とは、患者さん自身の血液から採取したものです。

具体的には、以下の手順で行われます：

1. 血液採取：患者から少量の血液を採取します。
2. 血漿の抽出：専用の機械を使用して血液を遠心分離し、血漿を分離します。
3. 血漿の濃縮：分離した血漿をさらに処理して、治癒を促す成長成分を濃縮します。
4. フリーズドライ：濃縮した血漿をフリーズドライし、治療に適した状態にします。

このようにして作られた成長成分を痛みや炎症のある部位に注射し、体の自然な治癒プロセスをサポートします。

PFC-FD療法のメリット

PFC-FD療法には、いくつかのメリットがあります：

・自然由来の治療：患者自身の血液を使用するため、異物反応やアレルギーのリスクが少ないです。
・再生医療の一環：PFCには成長因子やサイトカインといった再生を促す成分が豊富に含まれており、傷ついた組織の修復を助けます。
・痛みの軽減：関節や筋肉の痛みを軽減する効果が期待できます。
・低侵襲：手術を伴わないため、回復が早く、日常生活に戻りやすいです。

PFC-FD療法の適応症

この治療法は、特に以下のような症状に対して有効とされています：

・変形性関節症：関節の痛みやこわばりを軽減します。
・腱・靭帯損傷：損傷した腱や靭帯の治癒を促します。
・スポーツ障害：スポーツによる怪我の回復を助けます。

最後に

PFC-FD療法は、自然な治癒力を最大限に引き出すことを目指した新しい治療法です。痛みや炎症にお悩みの方にとって、手術を伴わない効果的な選択肢となる可能性があります。興味をお持ちの方は、ぜひ当院までご相談ください。

その他、費用等の詳細は当院のホームページの概要ページをご参照ください。

https://tsutsumi-seikei.jp/pfc-fd-therapy